日々の残像VI〜音楽と暮らし〜

残像のブーケ/大森元気のブログ - since April 2019

スピッツ「猫になりたい」 / 深川麻衣(乃木坂46)「強がる蕾」 / 「渋谷ゆき」残像カフェ【動画シリーズ3月(2)】

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1月からリニューアルスタートした<弾き語りシリーズ>、現在4月ですが週1~2本のペースでずっと続けています。リニューアル前の<セルフカバーシリーズ>が月1ペース・通算5本で終わってしまったことを考えると、方向転換してよかったと思いますね。


1本目から6本目までは以前の記事で紹介済です。(とんで10本目「深呼吸」を先に前記事で紹介済みです)

* * *

今回は7本目からを紹介してみたいと思います。

5本目までは70年代ものをカバーしていましたが、6本目以降、スピッツや乃木坂、友人バンドなど同時代の好きな曲のカバーもやっていくようになりました。また自分の歌のセルフカバーもときどきやってみています。

もともとフォークだけやるシリーズとは考えていなくて、「好きな曲をいろいろやる」というのは当初から考えていたことでした。

◾️「猫になりたい」スピッツカバー

親の影響でザ・ビートルズや70年代のフォークばかり聴いていた小中学校時代の僕でしたが、初めてリアルタイムで活動しているバンドのファンになったのがスピッツで、僕が高校2年の秋でした。そのときはすでにブレイクしたあたりでみんな聴いてましたが、他の流行っているバンドとは何かちょっと違うものを感じたりしていました。

ハマってからは本当にずっと聴いていて、自分の作る曲がみんな似てしまったり、髪型も真似たりしてましたね(その時期だけコンタクトでした笑)その後もいろんなアーティストの影響を受けてきた僕ですが、スピッツの楽曲は今でも自分の作曲法の中で大きな位置を占めているような気がします。

カラオケでは歌いますが、カバーはしたことがなかったですね。マサムネ氏の歌声や歌唱法は唯一無二なので本当にハードルが高いです。マサムネ氏のモノマネでもダメだし、自分を出しすぎても楽曲を殺してしまう。自分のものにしながら楽曲の魅力を引き出すのがよいカバーだと思いますが、スピッツとかはそれがとても難しいように思います。

ということで、先日実は別のカバーを1曲ボツにしました(更新が空いたのはそのせいです)今回この歌に変えてリベンジです。上手にできた!とは胸をはって言えるほど自信はないですが、大好きな曲なので、なるべく世界観を壊さないように、自分なりに歌ってみました。

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「猫になりたい」
Performed by 残像のブーケ(a.k.a.大森元気)
2021.2.28
written by 草野正宗
Original Release
・single 「青い車」c/w(1994)
・album「花鳥風月」(1999)同ver

◾️「強がる蕾」乃木坂46深川麻衣ソロ曲カバー)

ファンにとってはおなじみの曲ですが、シングルのカップリングなので一般的には“知られざる名曲”というべき楽曲かも知れません。現在俳優として活躍中の深川麻衣さんが2016年、乃木坂46を卒業するときにリリースしたSg「ハルジオンが咲く頃」に収められている曲です。(表題曲でもセンターを務めましたがこちらはソロ曲)。

夢のため住み慣れた町や家族・友人のもとを離れる。春風の吹く田舎の駅のホーム。上京ソングは数多くあれど僕の中ではベスト5に入る名曲だと思っています。歌詞の情景描写とともに、ちょっとした比喩なんかも希望や不安の入り混じった感情を繊細に描いていて。

深川さんがかつて静岡から上京してきたことや、俳優という夢を叶えるべく乃木坂を卒業し、事務所も移籍してまで夢への厳しい道を選んだ決意。それらが自ずと重なってきます。そして個人的な話になりますが、アイドルの音楽をほとんど聴かなかった自分が乃木坂のファンになるきっかけとなった曲の1つでもあります。

カバーするとき、自分らしさを出しすぎると原曲の良さを壊してしまうというのはもっとも気をつけないといけないことで、先日別のカバーのところでも思ったことでしたが、今回も原曲を大事に思うあまり、どう歌おうか?また曲のキーなども含め少し迷いました。(半音上げバージョンや全部地声バージョンなど...)あと、同じメロディーでも場所によってコードが違ったりとか原曲に施された綿密な工夫にも気づけました。

乃木坂のライブでは、深川さん卒業後も後輩メンバーが歌い継いでいっています。この曲に限らずですがワン・ハーフのShort Verで披露されることが多いですが、今回カバーするにあたり、2番の歌詞も好きすぎて2番もA・Bまでは歌ってみています(2Cのみ割愛)

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「強がる蕾」short size
Performed by 残像のブーケ(a.k.a.大森元気)
2021.3.7
Lyrics:秋元康
Music:大貫和紀 / 河原レオ / 高木龍一
Original Release:乃木坂46 single「ハルジオンが咲く頃」c/w (2016)


◆「渋谷ゆき」残像カフェ セルフカバー

カバーが続いたのでたまには自分の歌も歌ってみます。残像カフェ結成前夜。初ライブのために書いた歌だったと記憶しています。すでに入れていたライブまで1ヶ月しかなくて、そんな短期間にいろんな人と会ってこの曲を演奏した記憶があります。

そう考えてみると残像カフェ史上一番古い歌のうちの1つだと気づきました。2001年の3月だったので、ちょうど20年。月日の流れを痛感するばかりです...。

前バンドのときは、楽しい歌や幸せな歌は書きたくないみたいなモードがあったのですが、例えばうまくいっている恋でも会いたい気持ちや、恋のまわりにある憂鬱なことを書くことで、幸せな歌もネガティブなノリで歌えることに気づいた時期でした。それでその方法を使って「あかずの踏切り」などこの時期何曲も書きました。

フルで歌うと6分くらいあるのでイントロおよび一部歌詞を端折って歌っています。

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「渋谷ゆき」
performed by 残像のブーケ(a.k.a.大森元気)
2021.3.4
written by 大森元気
original release
残像カフェ 特典配布音源(2002 ?)
残像カフェ『アイリメンバーユー』(2010)新録音ver

 

 

◆◇information◇◆
大森元気(ex残像カフェ/花と路地)は「残像のブーケ」というソロプロジェクト名で2020年心機一転始動しました。

【News / Release】
◆20.12.24 アルバム先行 第2弾「boys&girls」期間限定デジタルリリース
・Trailer映像▶こちら
各サブスクへのリンクページ▶こちら

20.6.12 残像のブーケ初リリース曲「ぼくの愛する暮らし」参加コンピリリース
・MVつくりました▶ こちら
・各サブスクへのリンクページ▶こちら
※再生していただくだけでコロナ禍打撃店舗への支援収益となります

Youtubeチャンネルにて自宅で歌うセルフカバーシリーズ公開中。弾き語りシリーズ不定期更新中。

【Live】
20.8 残像カフェ10年ぶり再集結終了。ありがとうございました。
残像のブーケおよびサポート参加ライブは決まり次第お知らせします

【OtherWorks】
あがた森魚2020年アルバム『浦島2020』に2曲コーラスで参加

あがた森魚2019年アルバム『観光おみやげ第三惑星』複数曲にコーラスで参加
・2019年公開より1年以上今なおロングランを続けている映画『嵐電』(らんでん)(監督:鈴木卓爾/主演:井浦新/音楽:あがた森魚)エンディング曲にコーラスで参加。DVDのほかサントラも発売中。
・「アートにエールを!」出展作品佐島由昭作品「遠くの窓からこんにちは」音楽を担当。YOUTUBEにてご覧頂けます。