かっこ
更新が空いてしまいましたがSNSでは頻繁に更新していました。こちらにもこまめに連動しないとですね...。
このブログの1つ前の記事で3.11のことを書きましたが、その当時つくった曲のセルフカバーを今年3/10に公開し、それについて少し文章も書いていたので今回はそれを紹介してみたいと思います。
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今回は休止中の自分のバンド“花と路地”のセルフカバーです。 2011年3月11日の東日本大震災の直後くらいに作ったような イメージがありましたが記録や記憶を辿ってみると 1月に弾き語り初披露、花と路地では2月に初演していました。
◆いい言葉ばかりを拾い集めて息が詰まった
当時のブログを探して読んでみたら
♪いい言葉ばかりを拾い集めて/
ちょっと息がつまった悪いことじゃないけど
という2番の歌詞ができたて、それが完成の糸口になったと書いてありました。
当時はTwitterが流行りだして2年くらいの時期だったと思いますが、 そこで名言・格言だとか、泣けるエピソードだとか、 そういうのが色々流れてきて、 自分でもリツイートしたりファボったりしていました。 1つ1つは感動する言葉なんだけど、 なんだか疲れちゃうなあなんて思うこともありました。
そんなことをそっと入れ込んでみたら 原型のとき毒にも薬にもならないような歌詞だったこの曲が ちょっと愛せるようになったのでした。
それから10年近く経ってOfficial髭男dismが「宿命」という曲で
♪「大丈夫」や「頑張れ」って歌詞に苛立ってしまった
と歌っていて、似たものを勝手に感じたり。
震災より2ヶ月前に作ったにもかかわらず そんなイメージが自分の中であるのは そういうふうに正論や感動ばなしがあふれる日々に 心が疲れてしまった状況と似ていたからかもしれません。
◆7年ぶりに歌ってぐっと来たフレーズ
ずいぶん歌っていなかったので(2013年コンピ盤 リリース時以来?)今回6〜7年ぶりに歌いましたが 意外にも心に響いたのは2サビの歌詞ですね。
♪街には人の行くそばで
木々の芽たちがそっと春を待つ
誰にも気づかれなくても
季節の足音を聴いている
普通すぎる歌詞なんですけど、ぐっときちゃいました。 (思い余って直前のBメロでミスったのはご愛嬌。 その照れ隠しでギターも余計なことしてる苦笑)
「深呼吸」
Performed by 残像のブーケ(a.k.a.大森元気)
written by 大森元気
Original Release
・V.A『旅する言葉と街のリズム〜ふるんの木vol.2〜』収録 花と路地「深呼吸」(2013)
・花と路地『02-25-2011 Shimokitazawa440』(Live Ver)(2011)
・花と路地『07-07-2011 7th FLOOR,SHIBUYA』(Live Ver)(2011)
・大森元気 配布特典CDR(デモ弾き語りVer)(2011)
◆◇information◇◆
大森元気(ex残像カフェ/花と路地)は「残像のブーケ」というソロプロジェクト名で2020年心機一転始動しました。
【News / Release】
◆20.12.24 アルバム先行 第2弾「boys&girls」期間限定デジタルリリース
・Trailer映像▶こちら
・各サブスクへのリンクページ▶こちら
◆20.6.12 残像のブーケ初リリース曲「ぼくの愛する暮らし」参加コンピリリース
・MVつくりました▶ こちら
・各サブスクへのリンクページ▶こちら
※再生していただくだけでコロナ禍打撃店舗への支援収益となります
◆Youtubeチャンネルにて自宅で歌うセルフカバーシリーズ公開中。弾き語りシリーズ不定期更新中。
【Live】
20.8 残像カフェ10年ぶり再集結終了。ありがとうございました。
残像のブーケおよびサポート参加ライブは決まり次第お知らせします
【OtherWorks】
・あがた森魚2020年アルバム『浦島2020』に2曲コーラスで参加
・あがた森魚2019年アルバム『観光おみやげ第三惑星』複数曲にコーラスで参加
・2019年公開より1年以上今なおロングランを続けている映画『嵐電』(らんでん)(監督:鈴木卓爾/主演:井浦新/音楽:あがた森魚)エンディング曲にコーラスで参加。DVDのほかサントラも発売中。
・「アートにエールを!」出展作品佐島由昭作品「遠くの窓からこんにちは」音楽を担当。YOUTUBEにてご覧頂けます。