Spotifyから大森元気作品 いったん配信停止しました
SNSでもお知らせしましたが
◉大森元気 作品→Spotifyから撤退いたしました。
その他、
◉残像カフェ→とりあえず継続 (5/2リリースのライブ盤もお楽しみに!)
◉残像のブーケ→時期をみて停止予定
となります。
文章で書いてもなかなかわかりにくいと思うので図解しました(冒頭画像)。
Spotifyの規約変更
大手配信ストアであるSpotifyが今月行なった規約変更。(発表自体は昨年だったようですが、今月TUNECORE (配信代行会社) から送信されたメールで知った人やそのタイミングでSNSで話題になって初めて知った人も多かったようでした。僕もその1人。)
その内容はというと3項目あり、
◉ノイズコンテンツと判断された場合の収益計算式の変更
◉不正再生の取り締まり(課徴金)
そして直接ぼくが関係あるのが
◉年間1000再生以下の楽曲には今後収益を支払わないと変更されたこと
僕はお恥ずかしながら1曲につき年間1000再生には達していない状況。つまり、今後はSpotifyに楽曲を公開しても1円も入って来なくなる(逆に登録料や更新料はかかっているのでマイナスになる)という状況になるということ。
ディストリビュータを変えることでランニングコスト対策を
Spotifyの規約変更と別件ですが、この更新料の問題のためディストリビュータ(=配信代行会社/1社とやり取りするだけでさまざまな配信会社に一斉に配信手続きをしてくれる)をTuneCoreからnarasuに順次移行中です。
narasuの契約方法のうち月額制のコースを選択したので、曲数・作品数にかかわらず経費が定額になりました。TuneCoreのメリットも様々あるのですが(別の機会に比較記事を書くかもしれません)、ひとまずTunecoreのときにかかっていた「リリース時の登録料」、毎年の「更新料」 (作品ごとにかかる) がまるまる不要になって、今後はかなり運営費や制作費に充てられるのではと。
そう思っていた矢先のSpotify規約変更でした。
Spotifyをやめるか続けるか
この件に関して感情的になったほうが良いのか、そうでなく冷静に考えたほうがよいのか自分ではわかりません。ぼくの発言力がもっともっと大きければ声を上げるだけでも何かしらの”さざなみ”を起こせるのかもしれません。それに、感情的になったほうが色々がシンプルに見えるし、自分的にも動きやすいし、カッコいい...のかも知れない。
けれど、あえて逆に感情を排除してみて、冷静に判断しようと思いました。
先日ぼくのSNSでアンケートを取りました。いま現状として、あくまで僕のアンケートでの割合ですが、67% : 31%の割合でフィジカル(=CD等)よりもストリーミング(DL含む)メインで音楽が聴かれています。
次に、ストリーミングの中ではSpotifyが50.5%と実に半数のシェアを占めています。ついでAppleが40.5%、YouTubeが9.0%、その他が0%。(ただし複数利用の場合は多い方で回答)。
この状況から、Spotifyから完全に撤退するのはかなりダメージを被ります。たとえ収益が0円だとしても聴いてもらえる機会がぐっと減るでしょう。
試験的にしてみる対策
ただ、考えました。収益が0円でもやったほうがいい理由は、入口であり、同時にプロモーションです。であれば、例えばアルバムから曲を減らすとか、まだこれは検討段階ですが「ラジオedit」のように短縮版を公開しても、プロモーションという意味でなら役割は果たされるのでは?と。(ちなみに短縮版で審査が通るかはやってみないと分からないです)
なので、腹立つぜバカやろー辞めてやる!ではなくて、一旦消しますが準備が出来次第ほかの方法でSpotifyにもまた公開しようと思っています。
Spotifyではきちんと入口をつくり。で、もっと聴きたいと思ってくれた人はAppleなり、別の配信ストアなり、あるいはCDなりで聴いて頂ければと。
Spotifyさんにはこれまでお世話になってきましたし、自分もまたヘビーユーザーでした。改悪の現実は受け入れて、そこからどうしたら自分の音楽活動にマイナスにならないか、考えていきたいと思います。
追記
あくまで今の時点で考えた対応ですし、功を奏すかもわからないです。そもそもSpotify側の規約がまた変わるかもしれません。なのであくまで試験的な意味合いの対策となります。
僕のまわりではまだSpotfyだけ区別するといった話は聞こえてきませんし、無意味であったり、負け犬の遠吠え的な風に映るかもしれないです。(ちまちませこいこと考えるよりも頑張って1000再生されるように頑張れ!という意見もあるでしょう)
でもやはり無償で公開するというのは、作り手にとって何か意味がなければつらいものです。何も金儲けをしたいのではなく、赤字の制作費を少しでも埋めるために、という域を出ないわけで、それくらいはあれこれさせてもらっても許してもらえたらと、、。
でも意固地にならずに、冷静に、柔軟に動いていきたいと思っています。
Information
【Live Schedule】
■決まり次第お知らせします。
■パンと音楽とアンティーク2023セルフレポ(写真多数)公開しました。動画も後日アップ予定。
【News / Release】
■「ライブ!! 残像カフェ」(12曲入ライブ盤) 5/2配信リリース
各配信ストア (後日増えます)
■残像カフェ「4月のことば(Live ver.2004)」4/2配信リリース
各配信ストア
構想中のアルバムからの先行Sg第2弾、1/31に配信リリース
■Sg「潮騒」11/17 配信リリース
各配信ストア
構想中のアルバムから先行Sg配信リリースしました
■「残像のブーケ」1stアルバム 2023.4.12全国発売
2022年春にオンラインショップ・ライブ会場・配信のみでリリースした1stアルバムが遂に全国流通開始。
〔CD〕
全国主要レコード店 および OURLIFE MUSIC WebShopにて購入可
〔配信〕
各配信ストア一覧ページ(新)→こちら
<全曲ダイジェスト>youtubeに公開中→こちら
その他ティザー動画(×6)あり【OtherWorks】
■楽曲提供
2021年11月発売、RISA COOPERこと岡田梨沙のソロアルバムに1曲楽曲提供しました→特設ページ / 全曲Teaser動画
■コーラス他で参加
あがた森魚 2013年~2021年多数のアルバムにChoで参加しています。またライブも不定期でサポート参加中(Cho,AG,EG)
■コーラスで参加
2019年公開よりロングランを続けている映画『嵐電』(らんでん)(監督:鈴木卓爾/主演:井浦新/音楽:あがた森魚)エンディング曲にコーラスで参加。DVDのほかサントラも発売中。
■映画音楽
「アートにエールを!」出展作品佐島由昭作品「遠くの窓からこんにちは」音楽を担当。YOUTUBEにてご覧頂けます。(同監督とは過去2作品でも提供しています