日々の残像VI〜音楽と暮らし〜

残像のブーケ/大森元気のブログ - since April 2019

乃木坂46 4期生ライブ2020 勝手にレポート

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画像引用元:オフィシャルサイトより

◆4期生単独ライブを観ました
昨日、乃木坂4期生による配信ライブを観ました。配信チケット売り上げ6万1095枚、推定同時視聴者数は約18万人と公式発表されたそうです。

1〜2期生の卒業が続く中、世代交代を図っている乃木坂にあって、期待とともに「乃木坂の未来は大丈夫」という認識だったのですが、昨日観て「とんでもないな」という認識に変わりました。

加入から2年(うち5名は9ヵ月)。先輩達の中にいるときはまだまだフレッシュな印象なのに4期生だけでステージに立った姿を見ると最初からもう目つきが違う。全員が本気モードで、気合いが伝わって来ました。


◆先輩の代表曲を継承する序盤ブロック
生駒ちゃんセンター時代の代表曲「君の名は希望」を皮切りに、先輩の有名曲を立て続けに披露、そしてブロック最後は4期生から3名が初めて選抜に選ばれ遠藤さくらがセンターも務めた「夜明けまで強がらなくていい」を披露。

緊張もあったのでしょうがそれが良い方に作用して、いつもは見られない“狂気”や“色気”として発現、特に普段ニコニコしている清宮レイ・遠藤さくら・賀喜遥香3名の怖いくらいの憑依具合は圧巻でした(とはいえ他のメンバーも同様で優劣つけがたい状態)。

各曲オリジナルリリース時にセンターだった先輩メンバーの写真をうしろに据えたセットも、受け継いでいくんだという気概を感じさせるものでした。


◆バラエティ豊かなユニットコーナー
中人数のグループコーナーを経て、つづく少人数のユニットコーナーへ。

4期生の冠番組(「ノギザカスキッツ」)から生まれた金川沙耶・賀喜による音楽コント「やんちゃなやんちゃん」まさかの披露──それだけでも上がる中、メドレーで「孤独兄弟」へ。この曲は先日卒業した白石麻衣と3年前に引退した橋本奈々未による伝説的ユニット曲。流行りの言い方であえて言わせてもらうなら、ひたすらエモかった。

続く披露されたのが「渋谷ブルース」。オリジナルは白石と高山一実によるユニットの楽曲で、深川麻衣と橋本によるアコギ生演奏で歌っていた。これをコピーする形で歌唱:柴田柚菜+弓木奈於、アコギ:掛橋紗耶香+筒井あやめで生演奏。これも熱かった。

(深川さんがわざと怒る顔をする場面があるのですが掛橋さんがその表情までコピーしていました)

ほかにも加入9か月の新4期生ながらたった1人で歌った林瑠奈さんの度胸にも乾杯です。


◆最後は16人で4期生楽曲を堂々披露
最後のブロックは4期生楽曲としてリリースされている4曲を立て続けに披露し本編終了。このあたりになると緊張もとけたのか、(イベント出演を除けば)5名加入後初めての16人でのパフォーマンス、その喜びを噛み締めるかのような、楽しみ、自信さえ垣間見えたようなステージでした。

4期生だけのライブは今回で2回目だそうですが、厳しめの目線で観ても、音程のふらついた数カ所を除けば何一つマイナス点のない、圧倒的なライブでした。

4期生のために当て書きされた「4番目の光」や、北川さんのMCとかでは不覚にも涙が出てしまいました。筒井さんが4期生のあったかい雰囲気が好きと言って矢久保さんが号泣した場面とかでも。

 


◆4期生の強み
かっこよさと、かわいさと、仲の良さ(MCからは同輩同士で厳しく指導し合うなどあったことも伺えた)、そして各々の持ち味と。それらがいかんなく発揮されたステージでした。

前述の賀喜・遠藤・清宮3名だけでなく、最年少ながら加入当初から風格さえ醸し出している筒井あやめの堂々とした佇まい、いじられキャラ化して地位を獲得した田村真佑(♪白米様〜はもはやつっこまれ案件)、おっとりとした性格ながら先輩達の卒業に決心してどんどん自分を変えると有言実行し続ける北川悠理、卓越した演技力やトークスキルでキャラ立ちしつつも選抜入りを果たせず悔しさのなか次の4期生新曲のセンターを勝ち取った早川聖来などなど...他にも全員書き出していきたいほどそれぞれに真価を発揮していました。あと推しとかという意味ではないのですが掛橋さんの立ち位置というか心境というか、ちょっと気になりますね。

「全員主役」だとか「誰が次の選抜に入ってもおかしくない」と書いている人がいましたが、僕も本当にそう思いました。

乃木坂の黄金期を作った1期生の「凄み」というのは、1人でも華のある人がこれでもかと集まっていて、全員個性があるし、それぞれの役割があるし、それが一堂に会したときのパワーが物凄いことだと思うのだけど、4期生にもそれがあると思っています。

2期も3期も勿論あるのですが、4期生の結束力、各々のキャラ立ち、そして集まったときのパワーは特筆に値するものではないかと個人的には思います。


◆「乃木坂の未来は明るい」以上の期待
彼女たち自身が乃木坂のファンであるゆえに、その重圧や実力の差に戸惑っていたであろうこの2年間。でも昨日のライブではもう覚悟がしっかり出来たという決意が見て取れました。しかも全員に。相当な努力をしたんだろうなあ、その成果がステージに表れていました。

「乃木坂の未来は明るい」と何度か書いたことがあるし、ファンやライターの方も同じように書いているのを何度も見ますが、だいたいは「人気を落とさない」とかこれまでの乃木坂に「追いつく」くらいの意味で自分は捉えていたような気がします。ですが、「それを超えていくのでは?」というくらいに(ファンの人には怒られそうですが)昨日ライブを観ている最中は興奮のあまりそこまで僕は思ってしまいましたが、さすがに言い過ぎでしょうか。


乃木坂本体(選抜メンバー)は今3期生にウエイトを置いて世代交代を図っているけれど、それは順番的にも、世間の知名度的にももっともなことだと思います。が、今回の選抜にも4期生から5名が選抜入りし、これからの乃木坂を作っていく一端となることは明らかだし、昨日初披露された4期生新曲「Out of the blue」も「I see...」と同路線のカッコ良い感じで、また彼女たちの強みになるなと期待が膨らみました。

(※「I see..」は白石麻衣卒業シングルのカップリングだった4期生曲で、SMAP感・90年代感というキーワードで乃木坂ファン以外の人たちにも話題になり、シングル表題曲のyoutube再生回数を抜くという異例の事態に。さらに4期生だけで番組に呼ばれ披露したりという快挙を成し遂げた曲)


◆いつかライブにも...
個人的にはアイドルを好きになったのは(アーティスト化した後好きになったPerfumeを別とすれば)初めてで、しかも好きになった時期にちょうど加入し、初々しい頃から知っている4期生だからどうしても思い入れが強く、ある程度は贔屓目に見てしまうのかも知れないのですが(ああこれがアイドルの成長を応援するオタクの醍醐味というやつですか)、同じように4期生の凄さを語っているファンやライターの方もたくさんいるのであながち僕の空回りではないのでしょう。

毎年次々と何人ものメンバーが卒業していき、いま乃木坂は大変な過渡期ですが、僕は引き続き応援していくつもりだし、すっかり4期生推しになった自分にも苦笑しつつ追いかけていきたいと思います。

コロナが落ち着いたらいつかライブにも行くことになるんでしょうか。(実は乃木坂のライブはまだ行ったことがないのです)もともと音楽性とかパフォーマンスの芸術性などから入った僕なので、コールとかのあのノリ(いわゆるオタ芸)はちょっとまだ恥じらいが、、、笑

でもそれをやるかどうかは別として、生でライブを体感してみたいというのはありますね。その頃また各期生、それぞれに成長し、新しい乃木坂46になっていることでしょう。その日を楽しみに待ちたいと思います。

 

◾️セットリスト(ORICON MUSICさん レポ記事より
Overture
01. 君の名は希望
02. 命は美しい
03. インフルエンサー
04. 走れ!Bicycle
05. ガールズルール
06. 夜明けまで強がらなくてもいい
【グループブロック】
07. ロマンティックいか焼き
08. トキトキメキメキ
09. 僕の衝動
10. ポピパッパパー
11. ありがちな恋愛
【ユニットブロック】
12. 孤独兄弟
13. 渋谷ブルース
14. 白米様
15. Threefold choice
16. 心のモノローグ
17. 自分のこと
【4期生曲ブロック】
盛り上げコーナー
18. 4番目の光
19. 図書室の君へ
20. キスの手裏剣
21. I see...
【アンコール】
EN1. Out of the blue
EN2. 乃木坂の詩
【AFTER配信】
01. 僕だけの光
02. あらかじめ語られるロマンス

◾️12/8追記

新曲は入ってないですがライブの曲順でプレイリスト作ってみました↓ 

open.spotify.com

振り返って聴いてみてるのですが、レポに書ききれなかったけど書いておきたかったなあってことがどんどん出てきました。乃木坂のDVD買ったことないんですが映像化するなら欲しいなぁ。のぎ動画(動画サブスク)があるから単独ではリリースされないかなあ。

 

 

◆◇information◇◆
大森元気(ex残像カフェ/花と路地)は「残像のブーケ」というソロプロジェクト名で2020年心機一転始動しました。

【News / Release】
◆アルバム先行 第2弾「boys&girls」期間限定デジタルリリース(12/24)


【Trailer】「boys & girls」1st Album先行 デジタルリリース第2弾

★各サブスクへのリンクこちら→https://linkco.re/1RvC7aMb

残像のブーケ初リリース曲 「ぼくの愛する暮らし」MⅤ公開中


・同曲コンピ参加 & サブスク解禁
 ※再生していただくだけでコロナ禍打撃店舗への支援収益となります
Youtubeチャンネルにて、自宅で歌うセルフカバーシリーズ(不定期)更新中


【Live】
残像カフェ10年ぶり再集結終了。ありがとうございました。
残像のブーケおよびサポート参加ライブは決まり次第お知らせします


【OtherWorks】
あがた森魚2020年アルバム『浦島2020』に2曲コーラスで参加
あがた森魚2019年アルバム『観光おみやげ第三惑星』複数曲にコーラスで参加
・2019年公開より1年以上今なおロングランを続けている映画『嵐電』(らんでん)(監督:鈴木卓爾/主演:井浦新/音楽:あがた森魚エンディング曲にコーラスで参加。DVDのほかサントラも発売中。
・「アートにエールを!」出展作品佐島由昭作品「遠くの窓からこんにちは」音楽を担当。YOUTUBEにてご覧頂けます。