日々の残像VI〜音楽と暮らし〜

残像のブーケ/大森元気のブログ - since April 2019

2020年の爪痕?お知らせ予告、曲名についてのアンケート

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◆2020年の爪痕?お知らせの予告
近所にいいとこ見つけました。2020年も終わっていきますね。忙しいですねぇ、焦りますねぇ...。

さて。年内か年始になるか分かりませんが1つお知らせが出来そうです(水)発表自体は年内を予定)

こんな2020年だったから「何とかして今年中に1つでも多く痕跡を残したい!」という気持ちがあるけれど、年内である必要性もないのも確かなのでそのへんは焦らず冷静にいくべきなのかな。気持ちでつんのめっていく魅力にも惹かれつつ。

って何の話か明かさないまま語っても何のこっちゃという感じですね。失礼しました。改めて後日お知らせします。


◆アンケートご協力ありがとうございました。

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さて、先日各SNSでアンケートを行いました。ご回答やコメントくださった皆様感謝しています。アンケート機能を使ったのは今回2回目で、1回目は半年前に「大森元気に期待するもの」みたいな感じで、残像カフェっぽさとか、フォーク系とか、新しい挑戦とか、そんな軽い気持ちで参加してもらえるようなものでした。

今回はちょっと難しいテーマで、最近議論されているジェンダーについての多様性について。「boys & girls」というずっと歌っている曲があり、それを今回新録でアルバムに収録しようと思っていたので、このタイトルと歌詞が不適切なのか、皆さんの意見を聞いてみたいと思ってのことでした。

不勉強で考えが至らないことも多々あるし逆に考えすぎて空回りすることもありますね。だからこそこうやって皆さんの意見を聞くことが出来て、霧が晴れたような気がしました。


◆アンケート内容 (終了しています)
こんな感じでアンケートをとってみました。以下転記です。

今作っている完成間近のアルバムに「boys & girls」という曲があります。2007年から歌っているのですが今回が初音源化になります。13年越し!

ただこの曲名について、昨今のジェンダーレス/ジェンダーフリー/LGBTなどの議論などを踏まえて、曲名を変えるべきか迷っています。(不勉強のため表現に失礼があれば申し訳ないです)

<前提1>
歌詞にも「boys & girls」というワードが何回も出てきます。(西城秀樹氏の「ヤングマン」みたいな感じで)曲のキーとなっていて、歌詞とメロが噛み合っているため──また13年前からそれで歌っているということもありその歌詞を直すことは難易度が高いです。

今回は現状か、曲名だけ変えるか、収録自体を却下かの三択。

飛行機での「ladies & gentleman」という呼びかけも欧米では「everyone」や「all passengers」と変わりつつあるという記事も読みました。

「Ladies and Gentlemen」欧米はどう言い換えてる?JALも使用を廃止 | ハフポスト


ただし
<前提2>
として、今回の曲の場合、大勢をひとまとめにしてそれをboys & girlsと呼ぶ(=人々を男性と女性だけに分ける)という意図は全くありません。

たまたま街を歩いているカップル達や歌の中の自分達を指して「boys & girls」と言っているだけです。目についた人が男女のカップルだったというだけで、それ以外の性を排除する意図は無いです。なので、ladies & gentlemanをeveryoneと言い換える風潮と形は似ていますが本質は違っていると思います。

もちろん、僕は勉強不足ですし、本質云々よりもそれにより不快な気持ちになる人がいるかいないかのほうが大事だと思います。なので自分の論法を押し通したいわけではありません。

ここまで読んで下さった上で、皆さんの考えをお聞きしたいのですが、これから初リリースする予定の「boys & girls」という曲名について

a)曲名・歌詞ともに無理してまで変える必要はない
b)曲名だけ変えたほうが妥当
c)曲名・歌詞ともに変える (それが無理ならリリースしない)
d)その他(わからない、歌詞カードに注釈をつける等)

から回答お願いできたらありがたいです。(※現在は終了しています) 

あ、ダサいから&好みじゃないからという理由で変えた方がいいという人は、今回は「その他」でお願いします。笑 ちなみに、過去世に出ている同名曲や同じ名前のバンドを批判したりする意図はありません。

 

◆アンケート結果
結果は上のスクリーンショットのようになりました。
このほか、インスタグラムのコメントでも複数いただきました。

「無理してまで変更しなくていい」が投票では92%、インスタのコメントでは100%という結果となりました。

ただ「曲名も歌詞も変えるべきだ(代案がないならリリースすべきでない)」というCの考えの方が4%──合計数から計算すれば1名ということになりますがいたということはきちんと認識すべきだと思いました。

圧倒的多数=正義ではありませんし、=正解とも限りません。実際に不快(or疑問)に思う人が1人いたということは事実。

質問の際の前置きにも書きましたが、差別や疎外する意図はないのでこのままリリースする可能性も高いです(まだ決定ではありませんが)。その時にこの結果は頭に置いて置こうと思います。


◆すべての人に不快でない歌について考える
全ての人に不快でない表現なんてそもそもないのかも知れません。子どもの歌を書けば不妊のことを思いますし、若い恋愛や青春の歌を書く時でさえ、思春期が辛かった人のことを考えます。それでも作ってきた歌もあります。

今回のタイトルの件も、昨今議論されている流れと逆行するのでは?という懸念のもと意見を聞きたいなと思ってのアンケートでした。多数決を取りたかったわけではありません。

それを疑問に思う人が1人でもいたということは、やはり「考え過ぎ」ではなく「考えるべきこと」だったのだと分かりました。

全ての人が傷付かないように、は難しいことかも知れないけれど、言葉は人を救いもするけれど傷付けるものでもあると自覚して今後も詞を書いていくべきと再確認しました。

 

その上で、タイトルと歌詞については恐らくこのままでいく可能性が高いですがよく考えて結論を出したいと思います。自己弁護みたいに聞こえてしまったらすみません。賛否どちらの意見も、皆さまありがとうございました。 


◆春の準備

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ベランダでは沈丁花が早速春の花の準備をしています。花咲く頃、コロナは収束していないでしょうが、少しでも状況が良くなっていますように。



◆◇information◇◆
大森元気(ex残像カフェ/花と路地)は「残像のブーケ」というソロプロジェクト名で2020年心機一転始動しました。

【News / Release】
◆アルバム先行 第2弾「boys&girls」期間限定デジタルリリース(12/24)


【Trailer】「boys & girls」1st Album先行 デジタルリリース第2弾

★各サブスクへのリンクこちら→https://linkco.re/1RvC7aMb

残像のブーケ初リリース曲 「ぼくの愛する暮らし」MⅤ公開中


・同曲コンピ参加 & サブスク解禁
 ※再生していただくだけでコロナ禍打撃店舗への支援収益となります
Youtubeチャンネルにて、自宅で歌うセルフカバーシリーズ(不定期)更新中


【Live】
残像カフェ10年ぶり再集結終了。ありがとうございました。
残像のブーケおよびサポート参加ライブは決まり次第お知らせします


【OtherWorks】
あがた森魚2020年アルバム『浦島2020』に2曲コーラスで参加
あがた森魚2019年アルバム『観光おみやげ第三惑星』複数曲にコーラスで参加
・2019年公開より1年以上今なおロングランを続けている映画『嵐電』(らんでん)(監督:鈴木卓爾/主演:井浦新/音楽:あがた森魚エンディング曲にコーラスで参加。DVDのほかサントラも発売中。
・「アートにエールを!」出展作品佐島由昭作品「遠くの窓からこんにちは」音楽を担当。YOUTUBEにてご覧頂けます。