日々の残像VI〜音楽と暮らし〜

残像のブーケ/大森元気のブログ - since April 2019

今回のために書き直した曲(加筆&歌詞掲載あり)

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※今回の記事はワンマンライブ前にSNSに投稿した内容に加筆した記事になります。最後に歌詞もあり。(途中まではネタバレ無しです)。

◆若い内容でも自分的には新鮮に歌えます
残像カフェ10年ぶりと言ってますが活動開始から数えるとなんと19年なんです。なのでその楽曲は20代の前半〜中盤とかに書いたもの。でもメロディーは今でも新鮮に感じます。むしろ今、当時のような書き方を取り入れたいと思ったり。

歌詞についても、もちろん当時の若い気持ちと今の自分は変わってきているけれど、実話と創作のごちゃまぜで書いていたことや、若者のときの気持ちはそれはそれとして歌えるのでこれも違和感なく歌えるのです。


◆1曲だけ書き直しました
ただ今回1曲だけ(しかも2番以降のみですが)歌詞を書き換えることにしました。賛否両論あるとは思いますがMVを作ったような代表曲ではないので許してもらえたらと。。

当時から今へ、本歌取りをしつつ時間の流れなんかも意識して書いてみました。悩んだけどうまく書けたような気もします。

オリジナルのほうが好きという意見はもちろんあるでしょうが、今の僕が歌うのにより違和感を感じず、気持ちをこめて歌いたいなと。なんの曲かは見てのお楽しみです。配信ワンマン、今夜です!

〔投稿当日の追記〕
違和感というのは語弊があるかもしれません。当時は真剣に書いてたわけで。若さが痛くて歌うのがつらいというニュアンスですかね、、。誤解をまねいたらすみません。

--------以上、ライブ当日の投稿--------


当日の様子はこちらから↓
【見逃し(アーカイブ)配信中】
月見ル君想フ 配信チャンネルにて。
https://www.moonromantic-channel.com/0823
¥2000(別途投げ銭のお客様には当日の録音+メッセージカード進呈)



--------以下ネタバレあり-------




◆書き直したのはこの曲でした
というわけでワンマン終了しまして、アーカイブ配信も残り数日となりました。投稿時は何の曲か伏せていましたが歌詞を書き直したのは「キッチン」という曲でした。前々記事で書いた、1stから2ndへの模索の時期に作った歌です。

ブルースを基調とした曲。昔は3人ともとにかく爆音でやっていて僕も大音量のギターでソロを弾きながら歌ったりとか無茶なことしてましたが、今はセッティングも演奏スタイルもずいぶん変わったし、他曲と違いソロ以降演奏していなかったのでなかなか久しぶりで。ただただ新鮮でした。


◆悩んだ新しい歌詞
歌詞を書き直すのもいろいろと悩みました。結局1番は変えずに2番を書き直したのですが、当初は全直しも検討していました。

でもこの曲の基本は変えないほうがよいと思ったし、理屈っぽくなっても残念な感じになる。何よりもリズムとメロディーになじむ言葉というのがあるんですね。オリジナルバージョンではそれが上手くいっていたのでそれを無理やり変えて、ぎこちない替え歌みたいになるのは避けたいなと。

当日のSNSにも書きましたがオリジナルバージョンを元に、時の流れを意識して書いてみました。変えずに歌った1番は過去の回想なのか、それとも今の描写なのか。どちらの解釈をしてもいいかなと。聴く人が自由に想像してもらえたらいいかなと。

昔歌っていた歌を18年経って歌う。そのとき生まれる感情みたいなものをうまく作品にできたらと。それは個人的な感情だとか、歌の中の主人公の持っている感情かも知れないけどみんなにも当てはまったらいいなと思って書いてみました。

ついでに言うとあんまり過去も今も、どちらもネガティブにならないように描きたいなと。ネガティブに書くのは楽なんですけどね(苦笑)それは気を付けました。


せっかくなので歌詞を記載しておきます。

キッチン 2020  written by 大森元気  2002/2020

穏やかな時間と台所
カレーの匂いが漂う頃
僕たちはいつからか
そんな愛惜しい日常迎えつつ

赤裸々な時代に吐いた言葉
おちゃらけた後の苦笑いで
だけど今キミにさ
それをちゃんと贈ろうと思うので

今日も一日が終わろうとしているさ
数えきれないドラマを残してさ

ずっと一緒に 一緒にいれるかな
そう言えるかな? キミに言えるかな?
ありふれた中に真実がある
僕はそんなふうに思ったので


失った日々に染まった歌
忘れていたけど広がる街
サヨナラ くり返し
くり返した上にこそある今だよね

ずっと将来に 年老いた頃に
キミといれるかな? 見送ってくれるかな?
夢と現実をごちゃまぜにして
僕はどんな顔で言ったのかな?

ぎゅっとなるようなみずみずしさと
痛い切り口を若さと呼べば
何を失くしても たとえ傷つけても
心のままにすべて歌にこめた

時は流れたね 少しは学んだよ
人の優しさも 涙の味も
でも巻き戻さないよ すべてはもろいから
僕はこの日常を守るから

僕はそんなふうに思ったので


(実は6連目「夢と現実」は本当は「夢と身勝手」だったのですが間違えて歌ってしまいました。意味なんとなく通じるからよかったですが)




【見逃し(アーカイブ)配信中】
月見ル君想フ 配信チャンネルにて。
¥2000
※さらに投げ銭までしてくださった皆様には当日の録音+メッセージカード進呈
投げ銭特典にこの曲の録音が入るかは検討中です。数日中に決まると思うのでまた告知します。
アーカイブ配信はもちろん全曲観られます。配信は週末まで!