日々の残像VI〜音楽と暮らし〜

残像のブーケ/大森元気のブログ - since April 2019

2020年4月近況

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皆さまいかがお過ごしでしょうか。
体調、そして気持ちのバランスなど崩されていないでしょうか。

SNSのほうでは誕生日のメッセージもたくさんありがとうございました。毎年この季節から5月にかけて本当に大好きな季節なのですが、こんな状況で気持ちが塞ぐばかりです。とは言えたくさんのメッセージに励まされ、下へ向いていた気持ちをだいぶ持ち直すことができました。軽い気持ちで送ってくれた人、毎日のルーティンでくれた人も含めて、皆さまに本当に感謝です。もちろん、毎日支えてくれる家族や両親にも。

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このブログは、気軽に近況報告をするようなものにしたいなと常々思っているのですが、この状況ですし、正解はいくつもあるし、書くべきことも考えることもどんどん増えていって筆をとる手が重くなってしまっていました。

うまく書けなかったり、書きたいことを全部書けなかったりしますが、、近況を書いていこうと思います。

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まず音楽関係。
以前よりあがた森魚さんのライブやレコーディングにたびたび呼んでいただいていますが、決まっていたライブはすべて延期(もしくはキャンセル)になりました。あがたさん、新譜リリースでライブもたくさん入っていたし、ロングランとなった映画『嵐電』関係のイベント、10年連続アルバムリリースのラスト1年突入のタイミング、そして個人的にも初めて出演する大箱があったので楽しみにしていましたが...。また予定が見えてきましたらお知らせしたいと思います。

自分名義のライブはアルバム制作のためもともとお休み中でした。アルバムが完成したらライブも再開しようと思っていたのですが、制作が長引いているところにこのコロナです。収束が先か、完成が先か?みたいなことになっていますが...(笑えない)

RECに関してはゲストミュージシャンの録音はすべて終えているので、あとは自宅での追加録音と編集作業、それからアダチヨウスケ氏による遠隔でのミックス作業を残すのみ。この機会に一気に進めてしまいたい!という気持ちでいます。

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音楽以外の仕事については、出社とテレワークのミックスになりまして、いくぶんですが電車通勤の感染リスクが減りました。(上の写真は時短勤務で昼に撮影したもので、まず朝夕はこんなに無人ってことはないのですが...)

感染リスクの軽減とともに、往復4時間弱ほどの時間をほかのことに使えるようになりました。REC/編集作業を少し長めに出来たり、妻・子との時間が増えたのも不幸中の幸いです。

ですが、やることが増えていってちょっと余裕がないという状況にもなってきてしまいました。この状況のなかで新しい方法で発信しようと奮起するミュージシャン仲間たち、そして廃業しそうなライブハウスや飲食店・劇場などを救いたい!という動きも活発化。

普段の何倍もto doを抱えることになってきまして、一時はちょっとパンク状態になりました。ニュースやSNSの雰囲気もあいまって少しノイローゼ気味というか、思考停止!無!みたいな時期もありました...

これではいけないと思い、片づけられそうなものから手をつけてみたり、REC作業のときは他のことを一旦遮断してみたり、Twitterやテレビを必要分以上は見ないとか、そういうふうにしていきました。(冒頭に書いたように誕生日あたりから少しずつ持ち直してきました、ありがとうございます)

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先日の、例の動画については僕もみんなと同じ気持ちです。それは誤解してほしくないことですが、歯切れのよい反応があの日はできませんでしたね...。声をあげていかないといけないことはわかっていつつ、ずっとSNSに張り付いて激論するような精神状態でなかったので、すぐ文章を作ることができなかったし、言いたいことは他の人たちが言ってくれてたし、色々山積みになっていて時間的にも思考的にもそのときはちょっと無理でした。

その日の夜になってひとまず書いたのがこちらのツイートですが。いま思うともう少し的確な言葉があったとは思いますけど...。

 

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声を上げることは必要です。ただそのことで引用されたあの動画が逆にあふれかえってしまっている状況で。なので、本当にもう0.1秒でも見たくないと思って憂鬱になったし、そのうち星野源さんのほかの動画まで見たくない気持ちになってしまって、、。あと、ツイートでも書いていますが、発信しないとミュージシャンじゃないみたいな空気も一時はありました。言いたいこと自体はみんなと同じだったけど、気持ちが持ちませんでした、、。

 

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自粛期間が続いています。外出禁止/営業自粛と経済活動のことは本当に難しい問題だと思います。言われているように、補償とセットが本来の姿だと思います。

初めにこの下書きをしてからもう1週間以上たっていますが、その間に都や県のほうはようやく動き始めました。国も国なりに事情があるのかもしれませんがマスクの件もそう、給付金の二転三転もそう、後手後手で、的が外れていて、人の命がかかっているのだからもっともっと国民に寄り添った動きを切望します。

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今日から東京ではSTAY HOME週間が始まりました。ここで頑張らないと本当にまずいと思います。

ニュースを見れば危機意識が薄い人達につい苛立ちを覚えてしまいます。

自分のことしか考えずに地方に帰省する、(留守番できない年齢の子は別ですが)家族や子どもみんなでスーパーに出かける、立ち入り禁止のテープを越えて潮干狩りに人だかりができる、商店街や江ノ島や一部の娯楽施設では逆に人が増えたりというニュースも。

必要なものを買うのは禁止されていませんが、それでも出来る限り回数を減らすべきです。

緊急事態宣言が発令されたころ「8割減すれば2週間で収束に転じていく」ということを専門家が言っていましたが、当初の達成度は2~3割、最近はニュースでも各地の人口減少率がテロップで流れていますが、状況は厳しいと思います。

収束は年単位だと言っている専門家もいました。この状況では本当にそうだと思います。2週間が数か月になり、数年になり、どんどん人が死に、経済もガタガタになってしまうことを想像します。

国のスタンスや対応のスピードに問題があるのは言うまでもないですが、だからといってすべて足蹴にしていては結局返ってくるのは自分たちです。糾弾するところはきちんと糾弾しつつ、この外出自粛がなんのためにあるのかを1人1人がきちんと考えるべきだと思います。

"教師に逆らう生徒”みたいな構図に僕たちはなっていはいけないと思います。協力したくない気持ちも分かるけれど、自粛も自分たちのためです。大事な人たちのためです。

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誕生日のお礼と近況報告から、愚痴っぽくなってしまいましたが、これも含めて近況とします。

ミュージシャン仲間がみんなネットで発信したり、いろんなプロジェクトに参加したりしています。

僕も正直余裕はありませんが、焦ったり塞いだりするばかりでなく、地に足を付けて、やるべきことをしっかりやっていきたいなと思います。腰は重くなってしまったけど、動き出さなければ、、、。

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葉と葉が触れないように間引きをしていると自ずと浮かぶ言葉。「密です」「ソーシャルディスタンス!」

 

 

 

      Information
【release】
●現在新作をレコーディング中です。
  別ブログ「大森元気の制作日誌」更新再開しました。

●自主レーベル10周年&大森元気30代を総括するbest盤
  『メランコリー OOMORIGENKI 2009-2018 BEST』 発売中
現在はライブ会場&通販で購入可

あがた森魚最新アルバム『観光おみやげ 第三惑星』
コーラスで数曲参加しています。→詳細(トレイラー動画あり)・購入
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【 live 】 
あがた森魚ライブに不定期で参加させて頂いています。
ライブスケジュールはこちら。大森がどれに参加するかは後ほどお知らせします。

◆自身のライブは決まり次第お知らせします。
お誘いもお待ちしています!

【 works 】
現在全国公開中 映画「嵐電(らんでん)
(監督=鈴木卓爾/主演=井浦新/音楽=あがた森魚
TAMA 映画フォーラムにて最優秀作品賞&井浦新さんが最優秀主演男優賞を受賞!
・高崎映画祭にて最優秀作品賞受賞
あがた森魚によるエンディングテーマにコーラスで参加しています。

【 media 】
WEBマガジン「Cheer Up!」10周年&クリスマス特集「Cheer Up! Christmas」の中の「My Favorite Christmas Music」というコーナーに寄稿させて頂きました。
 Cheer Up! Christmas ---Cheer Up! WEB