日々の残像VI〜音楽と暮らし〜

残像のブーケ/大森元気のブログ - since April 2019

春生まれの僕が4月に歌っておきたかった歌たち(弾き語りシリーズ4月まとめ〜後編)

f:id:zanzow:20210503164332j:plain
弾き語り動画まとめ、4月後半です。
個人的に誕生日があったりして、何か決意までいかなくても今の気分をそっと歌えたらと思ったことや、自分の誕生日なのに我が子のことを思ったりということがありました。

自ずとというか偶然か分かりませんが、僕が音楽を始めるきっかけとなった70年代フォークのカバーが続きました。自分の原点ともいうべき曲たちで埋まっていますね。


◆ささやかなこの人生」風/伊勢正三カバー

www.youtube.com「ささやかなこの人生」
by 残像のブーケ(a.k.a.大森元気)
Written by 伊勢正三
Original Release:
【Single ver】風Sg「ささやかなこの人生」(1976)&各ベスト盤
【’79 ver】風Ab『Old Calendar〜古暦』(1979)
【'94 ver】伊勢正三Sg「ささやかなこの人生’94」(1994)
and more live vers


大好きなアーティストはたくさんいますが、伊勢正三氏は僕がもっとも影響を受けたアーティストの1人です。音楽性、特にコードの使い方やサウンド、ギターのプレイスタイルなど、自分の大もとを作ってくれたとも言えるし、ただただファンで、その佇まいや歌い方の癖やギターの弾き方など全部真似したくなるレベルで大好きな存在です。日常的に聴く回数も圧倒的に多いですね。

ということで彼の代表曲の1つを。「22才の別れ」や「海岸通」などをヒットさせた風初期と、AOR化していく後期のちょうど間、過渡期の大ヒット曲です。伊勢氏はアルペジオやスリーフィンガーもかっこいいのですが(それをピックでやるんですよね)、この歌のように爽快なストロークもかっこいいです。

これでもかというくらい何十年も聴き込んでいるこの歌なので、軽い気持ちですぐに撮り終えると思っていたのですが、逆にファン心理が強すぎてどんどんハードルが高くなっていきました。

そんなわけで実を言うと3週にわたり歌い直しを、、。「♪花びらが散ったあとの桜が〜」という歌い出しの歌詞ですが、完全に時期遅れになってしまいました。


◆「終りのない唄」風/伊勢正三カバー

youtu.be

「終りのない唄」
Performed by 残像のブーケ(a.k.a.大森元気)

2021.4.19
written by 伊勢正三
Original release『時は流れて...』風(1976)

「終りのない唄」なんて大そうなタイトルがついていますが、ひとりごとみたいな、ささやかな歌ですね。「歌うことがつらいこともあったけど歌っていきたい」とそれだけをつぶやくような歌です。 (1か所歌い回しが原曲と違ってしまいました、ファンの方々、ご勘弁を...)

フットワーク軽く、なるべく長く続けてみようというコンセプトでこの弾き語りシリーズを始めたのですが、結局何回も歌い直したり、次週に持ち越しということが増えてきてしまっています。

うまく歌える日や発見がある日もありますが、そうでない日もあって、疲れはててしまう日も。そんな気分だったのでこの歌がしみてきました。

人のために歌うのか、
自分のために歌うのか、
あるいは、喜んでもらってそれが結局自己満足になるから歌うのか。

それは難しいところです。多分全部が混ざっていて、日によってそのバランスが違うのでしょう。

でもどんな状況になっても、歌は作るか、歌うか、(もちろん両方がベストですが) ずっとしていきたいと思いますね。

いい歌を歌えばその分人の心を打つし、より伝わっていくというもの。 お客さんの数とか、音楽を取り巻く状況とか、自分の状況とか、いろいろ変わり続けていくけれど、それを忘れずに大事に音楽を愛していけたらなと思います。

 

◆「おまえが大きくなった時」(かぐや姫南こうせつカバー)

youtu.be

「おまえが大きくなった時」
Performed by 残像のブーケ(a.k.a.大森元気)
2021.4.24
written by 南こうせつ
original release
・「かぐや姫・今日(トゥデイ)」かぐや姫(1978)
・別ver 「HOME COMMING」南こうせつ(1988)
and more live ver

自分の誕生日にアップしようといくつか歌いました。結局、当日公開したのは伊勢正三氏の「終りのない唄」のカバーでしたが、こちらの歌もせっかくなのでアップしようと思います。(ファン歴30年の自分としては惜しい箇所もいくつかあるのですが...)

子どもの未来を思うこの歌。奇遇にも僕が生まれた1978年に発売されています。それも僕が生まれた6日後のリリースでした。

この歳になると誕生日に思うのは、自分の親のことだったり、親から見た自分のことや、我が子のことだったり。だんだんそういう風になっていったのは自分が親となったことも大きいのでしょう。

我が子が──ひいてはすべての子ども達がのびのびと、安全に育っていけるように。未来が安らぎや喜びのある日々であるように。

それは綺麗事みたいなことかもしれないけれど、自分のことだけで精一杯だった若い頃よりも、今は切なる思いとして自分の中にあります。そのために自分たちに何ができるか。そこまではこの歌では描かれませんが、そんなことを考えさせられる歌です。

蛇足のエピソードとしては、90年代にHEY!HEY!HEY!で松本氏のお兄さんが乱入して弾き語りしてたのがこの歌でしたね。笑


◆「雨が空から降れば」(小室等カバー)

youtu.be

「雨が空から降れば」
lyrics 別役実
music 小室等
original release
・Sg (1971、1977、1979)
・Ab『私は月には行かないだろう』(1971)
みんなのうたver (1976)
 & more live ver
famous covers
かぐや姫『はじめまして』(1972)
吉田拓郎『LIVE '73』(1973)

少し前に撮っていたものですが弾き語り21曲目です。雨が降るとよく歌っている歌。もともとは親の聴いていたかぐや姫のバージョンで知りました(今回の僕のカバーもかぐや姫のバージョンを元にしています)。拓郎氏のバージョンも有名ですね。

小室氏の歌うものはむしろフォークを特集するような音楽番組での演奏で聴くことが圧倒的に多くて、音源でちゃんと聴いたのは少しあとでした。

今回、このテキスト欄に記述するためリリース歴を調べていたのですが、小室氏のリリースも数々のバージョンがあるようです。

こちら( https://tokyo.whatsin.jp/81965 )の記事でも書かれているように、ごくごく当たり前の雨の日の風景描写の中に、「思い出がにじむ」という表現や、雨なのに公園のベンチで釣りをするという奇妙さ、そしてもともと水の中にいる「お魚もまた雨の中」という描写など、シュールとも言える表現がこの歌を味わい深いものにしているように思います。

そして何より親しみやすいメロディーと、「雨の日はしょうがない」と繰り返すサビ。雨の街を一人で歩くときは必ずと言っていいほどこの歌を口ずさんでいる自分がいますが、それくらい雨の日の気分にフィットするのです。
一見何気ないささやかな小品に思えるけれど、拓郎氏をして「何十年に1曲という名曲」と言わしめたのもうなづけます。フォークという枠を超えて、唱歌のような、日本の「心の名曲」と言ってよいのではと個人的には思います。


◆過去公開分
1〜2月(1~6本目)はこちら
1.「各駅停車」猫カバー
2.「雪」猫/吉田拓郎カバー
3.「街」南こうせつカバー
4.「大寒町」あがた森魚/はちみつぱいカバー
5.「春一番西岡恭蔵カバー
6.「春をみたひとは」ビューティフルハミングバード カバー

3月前半(7~9本目)はこちら
7.「猫になりたい」スピッツカバー
8.「渋谷ゆき」残像カフェ セルフカバー
9.「強がる蕾」乃木坂46深川麻衣ソロ)セルフカバー

10本目(3.11直前の頃の気分)はこちら
10.「深呼吸」花と路地 セルフカバー 

3月後半(11〜13本目)はこちら
11.「サクラサク」大森元気/花と路地 セルフカバー
12.「制服」吉田拓郎カバー
13.「春」さだまさしカバー

4月前半(14〜17本目)はこちら
14.「やっぱり会えなかった」残像カフェセルフカバー
15.「四月」チョコレートパフェ カバー
16.「春風」くるり カバー
17.「Spring of Life」Perfume ワルツアレンジ

 

 

information 


大森元気(ex残像カフェ/花と路地)は「残像のブーケ」というソロプロジェクト名で2020年心機一転始動しました。

【News / Release】
◆20.12.24 アルバム先行 第2弾「boys&girls」期間限定デジタルリリース
・Trailer映像▶こちら
各サブスクへのリンクページ▶こちら

20.6.12 残像のブーケ初リリース曲「ぼくの愛する暮らし」参加コンピリリース
・MVつくりました▶ こちら
・各サブスクへのリンクページ▶こちら
※再生していただくだけでコロナ禍打撃店舗への支援収益となります

Youtubeチャンネルにて自宅で歌うセルフカバーシリーズ公開中。弾き語りシリーズ不定期更新中。

【Live】
20.8 残像カフェ10年ぶり再集結終了。ありがとうございました。
残像のブーケおよびサポート参加ライブは決まり次第お知らせします

【OtherWorks】
あがた森魚2020年アルバム『浦島2020』に2曲コーラスで参加

あがた森魚2019年アルバム『観光おみやげ第三惑星』複数曲にコーラスで参加
・2019年公開より1年以上今なおロングランを続けている映画『嵐電』(らんでん)(監督:鈴木卓爾/主演:井浦新/音楽:あがた森魚)エンディング曲にコーラスで参加。DVDのほかサントラも発売中。
・「アートにエールを!」出展作品佐島由昭作品「遠くの窓からこんにちは」音楽を担当。YOUTUBEにてご覧頂けます。