日々の残像VI〜音楽と暮らし〜

残像のブーケ/大森元気のブログ - since April 2019

ただ春を待つ〜沈丁花挿し木日記

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新ブログ2記事目です。
鎌倉で咲いたジンチョウゲを挿し木して新居に持ってきました。嬉しいことに見事に咲いてくれて、春先にいい香りを漂わせてくれました。今回はその観察日記的な記事にしようかと。(ノリ的に旧ブログと変わりばえないですが笑)

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去年の夏、北鎌倉の写真(2018.6.23) 

こちらの過去記事に顛末を書いていますが、この沈丁花は、もともと故郷で亡き祖母が挿し木した沈丁花をもらってきて、鎌倉の庭に植え替えたものでした。

当初は小さな苗でしたが見事に花をつけ(→咲いた時のブログ)、夏には上の写真のように大きくなりました。 

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葉っぱが込み合ってきたので、剪定もかねて挿し木に挑戦してみることにしました。沈丁花はある程度大きくなると植え替えができないそうで、そのためにこうやって挿し木をする方法で増やすのだそうです。

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葉っぱを上だけ残して取り、切り口を斜めにします。 

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1時間ほど水を吸わせます。本当は植物活力剤(HB-101等)を数滴たらすといいみたいです。  

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水を含ませた赤玉土にさしていきます。このときにも本当なら発根促進剤(ルートン等)を切り口に塗るのだそうですが、今回は無しでやってみました。 下にはトレイを置き、根が出るまで水やりを欠かさないようにします。水は毎日取り換えました。

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2カ月後の8/18。そろそろかと思い赤玉土から抜いてみます。やさしく扱わないと枯れるそうなのでちょっと緊張。無事発根していました。余っていた鉢に植えていきます。 

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こんな感じ。おしゃれな鉢で揃えたかったですが...苦笑

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11/21。新しい芽(花のガクになるところ?)が伸びてきました。根付いた証拠ですかね。  

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実は正月休みにもう1度植え替えをしました。本当は必要はなく、弱い沈丁花は枯れる心配もあったのですが、鎌倉の家は蟻の被害が本当に酷かったので引っ越すにあたり土を全部入れ替えたかったのです。

つぼみもついたのにここで枯れては悲しいので対策として、昼は陽に当て、夜は納屋にしまって風をよける、そんなことをしながら春を待ちました。

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2/23。新居のベランダです。ついに花が咲き始めました。心配していただけに感動もひとしお。

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3/2。まだ咲いています。あたりにいい香りが漂っています。春が来たんだなぁとしみじみ。 

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3/9。少しずつ花の色がくすんできました。

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3/16。花の下から若葉が伸びてきました。これからどんどん葉っぱも株も成長してくれることでしょう。

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沈丁花の香りのなか、2月の春に聴くスピッツの大好きな名盤『フェイクファー』はハマりすぎたなぁ。

まだ寒さの残る新しい春に確かこのアルバムは発売されたはずで、今でもこの季節にはこれを聴きます。逆にほかの季節に聴いてもこの季節を思い出せます。そしてばっちりの季節に聴くと本当に感動してやばいです。アナログで聴いたのはひさしぶり。

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鎌倉を出る引越しの準備をしていた頃に娘はひとりで歩き始めました。あたらしい町に来たらあちこちぴょこぴょこと歩きまわって楽しそうです。