日々の残像VI〜音楽と暮らし〜

残像のブーケ/大森元気のブログ - since April 2019

君と歩いた夏ツアーふり返り(1)構想篇~青春18きっぷ永遠なれ

※昨年のフライヤーです。公演は終了しています

完全にタイミングを失ってしまいましたが(そもそもこのSNSの時代に芸能人やアイドルのコンテンツならまだしもブログって意味あるの?とずーっと自問はしているものの)やはりあとから見返せるのはSNSよりもブログなんだよなという自分もいるので頑張って更新していきたいと思います。

 *

前投稿までで2024年の7月まで振り返ってきました。いよいよ8月のツアー、そしてそれに合わせたリリースに向けて忙しくなってきた頃です。

ツアーについては当時SNSでたくさん書いたので次記事からはそれらをほぼ転記していく予定ですが、出発までのあれこれは断片的にしか書いていなかったのであらためてふり返ってみたいと思います。

ちょっと長いシリーズになるかもしれませんが、残像のブーケや大森元気の音楽活動にとって、そして僕個人の人生という意味でも大きな意味を持つツアーだったので、きちんと残しておきたいと思いまして...。

ツアーを思い立つ

ツアーを思いついたのはちょうど去年の今頃、5月のことでした。

何度も書いているとおり、残像のブーケとして初、大森元気としては11年ぶりのツアーです。そんなに空けるつもりはなかったのですが、この11年の間に音楽活動の仕方がずいぶんと変わりました。10年ひと昔と言いますが、住むところも変わったし色んな環境が変わりました。どうやって食べていくかということに苦悩した30代でした。近年はコロナ禍もあったし。

2020年に残像のブーケという名前で心機一転活動を再スタート。(と言うといったん辞めたように誤解されるかもしれませんがペースを変えただけでずっと続けてはいましたが...苦笑)。

始動以来1stアルバム、それと前後して配信シングルを定期的にリリースしたり、途中残像カフェ時代の音源発掘リリースがあったり──これらには当然曲作り・アレンジ・録音だけでなく、ミックスエンジニアとのやり取りやアートワーク関係やプロモーションも含まれます──そういうわけで2021年頃から2024年春までずーーっと常にバタバタしていました。

それらが一旦ひと区切りしたのが5月だったのです。そこで夏の予定を確認。2ndアルバムの制作は続いていたけれど、そうだ、これは久しぶりにツアーが出来そうだぞと。

徳島からツアーを組んでいく

計画の第1歩として、まずはなかなか行けない徳島を先に決めてしまって、そこから他の街をということにしました。徳島は意外に思われるかもしれませんが、後述する協力してくれる方もいるし、前回11年前のツアーでもとても大盛況だったので(東京以外で唯一ワンマンライブをやったことがあるのが徳島です)実現させたかったのです。

徳島のライブが決まっていく中で色んな偶然や縁みたいなものがいくつもありました。SNSですでに投稿済ですが次の記事に書きたいと思います。

さて一番行きにくい徳島が決まればそこから1日で移動できる距離を考えながら、パズルのようにスケジュールを立てていきます。それぞれの街のお世話になった人たちを頼って。

こうして京都→徳島→神戸→名古屋(ここまで4日連続)、そして一旦帰宅したあと東京と栃木を単発で、というスケジュールが出来上がりました。

 

青春18きっぷ永遠なれ(涙)

前半の4日は本当奇跡的でしたね。無駄がまったくない!新幹線や飛行機は使わず、徳島だけはバス移動でしたがあとはすべて青春18きっぷを使いました。

18きっぷは昔一人でツアーしたとき本当によく利用していて大好きな切符です。大所帯アコースティックバンド「南風」みんなで旅したのも本当によい思い出。

青春18きっぷ、ご存知の方も多いかもしれませんが一応説明を。

春・夏・冬の学校等の休みに合わせて発売。有料列車を除くJRの列車なら日付が変わるまでどこまでも行け、何回でも乗り降り自由、5回分が1枚になっており、1人で5回使うもよし、5人で同時に使うもよしという素晴らしい切符なのでした。(名前に18と入っているので誤解する人もいますが年齢制限は無し)

しかしこのツアー後、同年の冬からは大きく規定が変わってその価値や利便性が半減してしまいました。


例えば5日(or新設の3日券なら3日)連続で使わないといけない、1枚で複数人使用不可になった等。ちょっと本当に酷いと思います。使い切れる人なんているんでしょうか。

自動改札機の対応のためというのが理由としていますが、恐らく採算が合わなかったり、金券ショップで半端分が売買されている状況への対策が含まれているのだと思います。

のんびりと気の向くまま旅をする。早起きしてどこまで遠くまで行けるかチャレンジしする。一人旅もいいし仲間と分け合うのもいい。

青春18きっぷはその安さとともに、そういう「ロマン」ではないけれど、旅することそのもののわくわく感を味わえる魅力にあふれた切符でした。

恐らくもう廃止したいのではないか?と予想する人も多いです。その段階的な措置として今回の改定があったのでは?と。僕もそう思いました。

夏のツアーのときはぎりぎり改定前でしたが、発売日の発表が異例の遅さでネットなどでもざわついていました。「今年は発売されないのでは?」という噂がたっていました。そういう意味では最後のチャンスにぎりぎり乗れたことになります。

今後のツアーはかなり交通費がかかることになりますね...。車を持っていないので長距離バスかなぁ....。



というわけで話がそれましたが、そういうわけで全く無駄のないスケジュールで奇跡でした。東京だけは盆休み期間とはいえカレンダー的には平日の昼だったのでそれだけはごめんなさい...。それぞれの街で会場や窓口になってくれたみんなに本当に感謝です。

ツアータイトルに込めた意味

徳島が決まっていくなかで次に決めるべきはツアータイトルです。ツアータイトルは、同時にツアーの”コンセプト”にもなるので割と重要なことですね。当り障りのないものやふざけたタイトルでもいいのですが(ツアータイトルあるある)何せ11年ぶりなのでどうしても力が入りました。

それで

「残像のブーケ 1st発売 & 2nd予告ツアー
 ~君と歩いた夏2024」

とすることにしました。

まずコロナ禍だったこともあり2022年の<1stのレコ発ツアー>をやれていない。発売から2年たってしまってはいるけれど、まずはそれが必須だなと。

同時に1stのあとすぐに次のモードで曲を作り始めて。AORやシティポップを自分なりに昇華する試み。それらの曲もやりたいし、それを観てもらうことで次のアルバムに期待してもらえたら、という気持ちもありました。

そんなわけで少し欲張り感はありますが、1st発売 と 2nd予告。2つの目的をこのツアーに盛り込むことになりました。

6/14に第1弾発表(まだ4公演のみ)。

6/27更新(東京と宇都宮が追加)



ツアータイトルがその後CDのタイトルにもなる

サブタイトルに付けた「君と歩いた夏」は「汐風の吹く町」という歌の”曲名”の候補でした(この曲はツアー直前の7月に配信シングルとしてリリースしました)

2案とも歌詞の一部で、曲名はどちらかで迷っていたのです。「君と歩いた夏」は、曲名としてはありがちな感じがして却下しましたが、ツアータイトルにしてみたら何となくロマンチックな感じになってばっちりハマりました。

さらに同じ言葉を6曲入CD(以後EP)のタイトルにもしてしまおうと。これもハマりましたね。曲名としてはありがちなのに不思議です。

このEPのことはその時点では何も決まっていませんでした。けれど何となく「もし間に合えば....」という気持ちがどこかにありましたね。間に合わないことも十分に考えられたので明言は避けていました。(EPの制作については後の記事でまた書いてみようと思います。)

セットリストを考えたり

ツアーの構想と同時にセットリストも考えていきました。新曲をどんどんやっていた時期だったので、1stの曲はあまりやっていなかったんです。あとバンドじゃないとやらない曲もいくつかあって。でもそれらをセットリストに入れてみようと。新しいアイデアや解釈を加えたりもして。

それで結果、自分でも発見があったしいい流れになったと思います。セットリストは後の記事に載せたいと思います。

セットリストを考えつつ野外練。当時のSNS投稿より
 ↓
暑すぎるせいか全然人がいなかったのでいつもは遠慮して遠くまで行くんだけど今日は近いところで歌った。木陰もあって快適だった。
ぼくの歌には風がよく出てくるけど、そういう歌詞を歌ってるときに気持ち良い風が吹いてきたのが3回もあって感動した。いつか野外ライブでそんな奇跡をみんなで共有できたらいいなとぼんやり考えた。
今回は全部屋内だけど、いよいよ11年ぶりのツアーが始まります。制作やらほかのいろんなことも重なってジタバタしてますが、そういえばいつも遠征の前はこうだったよな、と。
 次いつ会えるか分かりません、と言ったら脅しみたいでズルいけど、本当にそんなところがあるので、ぜひたくさんの人に会えたらと思います。
京都、徳島、神戸、名古屋、東京、宇都宮。お待ちしてます。(転載ここまで)

 

そういうわけで5月から初夏にかけて、ツアーを思い立ち、各会場を押さえ、ツアータイトルを決め、配信シングル制作とあわよくばEPもと構想し、ジャケ写素材なども撮影しつつ夏に向かっていきました。

次記事へ続きます。


▶カテゴリTOP
2024君と歩いた夏ツアー カテゴリーの記事一覧 - 日々の残像VI〜音楽と暮らし〜