日々の残像VI〜音楽と暮らし〜

残像のブーケ/大森元気のブログ - since April 2019

4月の不思議なシンクロ(弾き語り動画シリーズ4月前半~チョコレートパフェ/残像カフェ/くるり/Perfume)

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左は先日カバーした「四月」のオリジナルバージョンが収録されているチョコレートパフェの『四月』というアルバム。そして右が残像カフェの『4月のことば』というアルバム。

2004年4月、この2作品は数日違いで発売されました。音楽性にも共通項多かったし、対バンも何度もしていました。タイトルやジャケの色味までシンクロ。びっくりしたものです。

「変わらぬものなどないはずだよ」と残像が歌えば、 
「変わらないものもあるんだよ」とチョコパが歌った、
そんな対称性にもにやけたりして。

そんな「四月」をカバーした4月。SNSではたくさんの反響をいただきました。というわけで弾き語り動画4月のまとめ〜前編です。桜が咲いて、歌いたい歌がいろいろありました。


◆「やっぱりあえなかった」残像カフェセルフカバー

www.youtube.comPerformed by 残像のブーケ(a.k.a.大森元気)
2021.3.27
written by 大森元気
Original Release:残像カフェ『4月のことば』(2004)

人一倍春の歌をたくさん作って来た僕ですが、意外にも桜の風景を描いているのは先日アップした「サクラサク」(SERIES 11)と、今回の「やっぱり会えなかった」くらいでしょうか。意外といえば意外です。

残像カフェの3枚目のアルバム『4月のことば』のラストに収録されているこの曲。発売は2004年ですが実を言うと遡ること8年、僕が高校生のとき(1996年)に作った曲です。2~3割くらい歌詞は直しましたがメロディーや曲構成は高校時代のままです。

SERIES 7のときにも書きましたが当時スピッツにハマりすぎていたせいで、作る曲がことごとく似てしまうという時期がありました。それらはほとんど世に出ていませんが、この曲は忘れられなかったのか、古い曲ということは伏せて新録デモを作り、収録曲候補に忍ばせてみました。それで晴れてリリースが実現したというわけです。

メロディーが具体的に似てるとかはないのですが、リズムが明らかにスピッツですね笑(「魔女旅に出る」「チェリー」あたり?)

残像カフェ時代の歌は今でもライブで演奏することもありますが、この歌はほとんどやっていないので今後はやってみたいなと思いました。



◆「四月」チョコレートパフェ カバー 

www.youtube.com

Performed by 残像のブーケ(a.k.a.大森元気)
2021.4.3
Written by 斉藤智
Original Release:チョコレートパフェ『四月』(2004)

1つ前にアップした「やっぱり会えなかった」の歌詞に「♪変わらぬものなどないはずだよ」という一節があるのですが、発売当時、奇遇にもほぼ同じタイミングで発売されたチョコレートパフェの「四月」で「♪変わらないものもあるんだよ」と歌われていてドキッとした思い出があります。

というわけで歌ってみました。楽曲そのものも最高ですが、歌ってみると15〜6年前のさまざまなシーンが次々に甦ってきました。ライブハウスでもよく観たり共演したりしたけれど、「お花見日和」や「公園日和」といった恒例イベントのこともよい思い出です。

井の頭公園でいろんなミュージシャンが次々と飛び入りで歌っていた風景が浮かんできました。打ち上げは「いせや」の座敷部屋。またそこで歌ったりして。あのときいたバンドや友人たち。解散してしまったり、疎遠になったり、遠方に引っ越したり、亡くなってしまったり。

「みんな変わらずやっている」

ただそれだけの歌詞が、こらえきれないほど胸を打つのでした。先月くらいに練習を始めた頃は歌うたびに泣いてしまって途中で歌えなくなるという事態に。本番でも採用テイクは持ちこたえましたが、初期テイクは涙ぐんでいます。

それはそうと、アルバムタイトルが『四月』。残像カフェは『4月のことば』。黄色をメインとしたジャケットの色味も似通って。わざと合わせたの?と思われてしまうくらいのシンクロ具合でした。

かつて一度南風というバンドでカバーさせてもらったことがありましたが、以来久しぶりに歌ってみました。数カ所オリジナルと歌い回しが違ってしまっていますがご了承を。。


◆「春風」くるり カバー

www.youtube.comPerformed by 残像のブーケ(a.k.a.大森元気)
2021.4.8
Wrtten by 岸田繁
Original Release
・Single mix, よもぎmix▶︎『春風』 (2000)
・”Alternative”mix▶︎『ベストオブくるり-TOWER OF MUSIC LOVER-』(2006)
・Live ver▶︎『Philharmonic or die』(2008)

今も大尊敬する“くるり”ですが、特に自分が20代の頃は熱烈にファンでした。そんなくるりの初カバー。何の曲にしようか迷いましたが春ということでこれにしました。ちゃんとカバーするのは意外にも初めてです。

家でいろんな歌を気軽に歌うときこの歌はあまり歌うことがなかったのです。何故かというと予想より難しいから。シンプルに聴こえて実はいろんな仕掛けが潜んでいるのでちゃんとコピーしないと雰囲気が出ないんですね。

分数コード(B onA)とディミニッシュ(Fdim)が効いてますね。あとF♯7の代理としてA♯m-5、サビ終わりのB♭など、箇所箇所に気の利いたコードが配置されていて工夫がこらされているのです。(※キーEの場合。このカバーは半音上げてます)

もっと簡単なコードをあてても曲は成立するし、良い歌には変わりないのですが、オリジナルの良さは半減するように思います。 くるりの音楽は常に冒険や実験の連続ですが、特に初期~『図鑑』くらいまでは直球を避け、常に“ひねくれ要素”を入れ込んでリスナーを驚かせてきたところがあったと思います。

図鑑のあとこの曲がリリースされて「はっぴいえんどオマージュ?」という声を別にすれば、「直球めで来たな」という印象でした。しかし実はそんなふうに、ひねくれ要素を水面下のあちこちに潜ませていたとも言えるかも知れません。

今回軽い気持ちで歌った「ほぼファーストテイク」なので危ういところも多々あります。お恥ずかしい限りですが雰囲気は悪くないし、他の曲では何度もやり直し地獄に陥ってしまうことが多いので、今回はあえてこの初々しいテイクでやめておきました。


◆「Spring of Life」(Perfumeカバー)ワルツバージョン

www.youtube.comPerformed by 残像のブーケ(a.k.a.大森元気)
2021.4.11
Written by 中田ヤスタカ
Original Release:
・Spring of Life (Sg) /Perfume (2012)
・LEVEL 3 (Album mix) /Perfume (2013)

お馴染みの曲ですが、Perfume初カバーということもあり少々欲張りましてこんな冒険してみました。原曲では4つ打ち(4拍子)ですが3拍子に変更。このアレンジを思いついてあまり練習しないまま撮って、特に後半はアドリブ多めなので、つたない部分もあります...と言い訳で保険かけつつ(笑)そのエキサイティングさも含めて見ていただくのもいいかなと。

古いロックやフォーク、あるいはシンガーソングライターやバンドものを中心に聴いていた僕でしたが、2014年、突然Perfumeにはまったことは、自分の音楽人生の中でかなり大きな事件と言ってもいいと思います。

ロックとは違う電子的なグルーヴ、シンプルなようで数え切れない音がレイヤーのように立体的に重なるサウンド。メンバー3人のストイックさや信頼関係、苦節のストーリーにも胸を熱くさせられたし、歌詞にも心動かさせることが多々ありました。MIKIKO氏とのタッグによるダンスパフォーマンスや、ライゾマチームによる先鋭テクノロジーとのコラボレーションなどなど魅力の切り口は様々。

当時ぼくは残像カフェ解散後に活動していた花と路地が休止になり、1人で次の展開を考えていたこともあり、一度振り切れるだけ振り切ってみようというモードに入っていきました。(といっても戦略的なことではなくただただ自分の好みに正直に動いてみようという感じでした)作る曲も打ち込みを大胆に導入し、オケを流しながらシンセとともに歌うなど、それまでと全く違う形を模索したりして。

そんな2014年頃。音楽の仕事を除けばロックやフォークをまったく聴かないというところまでいっていました。もちろんしばらくして好きだったたくさんの音楽をまた聴けるようになったのですが、そんな時期も必要だった気がするし、とてもよい経験になりました。

あの時期いったん排除してみたかった人間的なグルーヴ。いま7年経って、Perfumeのカバーをするにあたって電子的なグルーブではなく、自分のもともと好きだったような人間臭いスタイルでカバーしてみようと思ったことに、自分的には時間の流れを感じました。まあ、そうは言ってもジャズっぽくやるこのスタイルは決して自分の得意分野というわけではないのであたふたしまくっているのですが...(苦笑)


◆過去公開分
1〜2月(1~6本目)はこちら
1.「各駅停車」猫カバー
2.「雪」猫/吉田拓郎カバー
3.「街」南こうせつカバー
4.「大寒町」あがた森魚/はちみつぱいカバー
5.「春一番西岡恭蔵カバー
6.「春をみたひとは」ビューティフルハミングバード カバー

3月前半(7~9本目)はこちら
7.「猫になりたい」スピッツカバー
8.「渋谷ゆき」残像カフェ セルフカバー
9.「強がる蕾」乃木坂46深川麻衣ソロ)セルフカバー


10本目(3.11直前の頃の気分)はこちら
10.「深呼吸」花と路地 セルフカバー 

 

3月後半(11〜13本目)はこちら
11.「サクラサク」大森元気/花と路地 セルフカバー
12.「制服」吉田拓郎カバー
13.「春」さだまさしカバー

 

 

information 


大森元気(ex残像カフェ/花と路地)は「残像のブーケ」というソロプロジェクト名で2020年心機一転始動しました。

【News / Release】
◆20.12.24 アルバム先行 第2弾「boys&girls」期間限定デジタルリリース
・Trailer映像▶こちら
各サブスクへのリンクページ▶こちら

20.6.12 残像のブーケ初リリース曲「ぼくの愛する暮らし」参加コンピリリース
・MVつくりました▶ こちら
・各サブスクへのリンクページ▶こちら
※再生していただくだけでコロナ禍打撃店舗への支援収益となります

Youtubeチャンネルにて自宅で歌うセルフカバーシリーズ公開中。弾き語りシリーズ不定期更新中。

【Live】
20.8 残像カフェ10年ぶり再集結終了。ありがとうございました。
残像のブーケおよびサポート参加ライブは決まり次第お知らせします

【OtherWorks】
あがた森魚2020年アルバム『浦島2020』に2曲コーラスで参加

あがた森魚2019年アルバム『観光おみやげ第三惑星』複数曲にコーラスで参加
・2019年公開より1年以上今なおロングランを続けている映画『嵐電』(らんでん)(監督:鈴木卓爾/主演:井浦新/音楽:あがた森魚)エンディング曲にコーラスで参加。DVDのほかサントラも発売中。
・「アートにエールを!」出展作品佐島由昭作品「遠くの窓からこんにちは」音楽を担当。YOUTUBEにてご覧頂けます。