先日、あがた森魚氏のライブにサポート出演させていただきました。あがたさんのサポートは映画「嵐電」の舞台挨拶ライブぶり、バンド編成では昨年ぶりとなりました。
◆あがた森魚×ドレスコーズ
スペシャルゲストの“ドレスコーズ”。バンドとしてスタート後、現在は志磨遼平氏(ex毛皮のマリーズ)のソロプロジェクトとして何通りかのメンバー編成があるそうですが、息がぴったりで完全に1つのバンドでした。
そして彼がいかにあがた森魚から影響を受け、尊敬しているかがひしひしと伝わってくる感動的なステージでした。あがたさんのカバー(生で観てないと知らない振り付きで)や、影響を受けたと思われる楽曲も披露。そしてあんなにカリスマなのに、とても礼儀正しく、本当に素晴らしい人柄の方でした。
あがた森魚さんのように歌えたらなぁと思ってステージに立ちます
あがたさんのような詞が書けたらなぁと思って
いつもノートに向かいます
あがた森魚さんみたいな曲が書けたらなぁと思って
昔書いた歌を歌います
(「ラストワルツ」披露前の志磨遼平MCより / 出典:Twitter)
アンコールで繰り広げられたあがたバンド+志磨遼平による妖艶かつエキサイティングな一大セッションは、両者の色気のぶつかり合いと無限の方向性で、言葉で表せないような素晴らしいものでした。
◆変化自在のあがた森魚ライブ
志磨さんもステージで言っていましたが、あがたさんのライブは1度として同じときがないです。リハごとに変わっていくし、同じ日に同じアレンジでやっても毎回違います。(もちろんムラという意味ではなく)。曲がどんどん進化していくし、変幻自在。それはあがたさんのイマジネーションや、気持ちやテンションや、見えているイメージとリンクしているのでしょう。
僕らミュージシャンはそれに懸命についていくし、それが楽しいし、一緒に熱くなったり、あがたさんの頭の中の世界に連れて行ってもらえたような気分になれます。
今回個人的にはいつもより難題に挑戦して気負ったところや反省点もありましたが、Ba近藤泰次さん、Pf青木菜穂子さん(3人初顔合わせでした!)の素晴らしい演奏と対応力、そしてあがたさんのエネルギッシュなグルーヴ、それらが混然一体となり、「静」から次第に何とも言えぬ「ほとばしった」ステージになりました。
お客さんも「すごいものを目撃した!」というような反応でした(あとからツイッターなどでも伝わってきました)青木さんが一流のタンゴ・ピアニストなので、タンゴ系のレア曲の披露も嬉しい一夜でしたね。
東京以外で僕のサポート参加はありませんが、あがたさんのライブは続きます。今のあがたさんを、その夜その瞬間限りのステージを是非目撃してほしいと切に思います。
●11月11日(月)
あがた森魚ライヴ「第三惑星の一夜」
at 大阪・茨木 Dbar
●11月13日(水)
あがた森魚ライヴ「第三惑星の一夜」
at 岡山・喫茶壱番館
●11月15日(金)
あがた森魚ライヴ「第三惑星の一夜」
at 大阪・喫茶アオツキ
●11月17日(日)、11月23日(土)~12月1日(日)
第29回 TAMA CINEMA FORUM開催
映画『嵐電』最優秀作品賞
主演の井浦新さんが最優秀主演男優賞を受賞!
あがた森魚 関連イベントへ参加(詳細続報予定)
●11月27日(水)
あがた森魚2019年新譜『第三惑星物語』リリース決定!
●12月6日(金)~8日(日)
函館港イルミナシオン映画祭開催!
「いつもより難題に挑戦」とさっき書きましたが、翌日肩が筋肉痛になってました、、、緊張はしなかったのですが、、変な力が入ってたのだなぁ(苦笑)
Information (こちらは大森元気の情報です)
【release】
●現在新作をレコーディング中です。
別ブログ「大森元気の制作日誌」随時更新中。
●自主レーベル10周年&大森元気30代を総括するbest盤
『メランコリー OOMORIGENKI 2009-2018 BEST』 発売中
現在はライブ会場&通販にて購入可。→こちらから
【live】
●あがた森魚サポート 終了
2019.11.8(金)渋谷La.mama
あがた森魚「第三惑星の一夜」
ゲスト:ドレスコーズ
※sold out
大森はエレキギター・コーラスで参加します
●自身のライブは決まり次第お知らせします。
音源が完成したらもう少し頻繁にやりたいなと思っています。
お誘いもお待ちしています!
【works】
現在全国公開中 映画「嵐電」(らんでん)
(監督=鈴木卓爾/主演=井浦新/音楽=あがた森魚)
主演の井浦新さんがTANA CINEMA FORUM最優秀主演男優賞を受賞!
あがた森魚によるエンディングテーマにコーラスで参加しています。